都会のUFO-星辰館〜保江邦夫オフィシャルサイト

都会のUFO

2018.04.07

 少し身の回りの話が続きましたので、このあたりで浮世離れした(?)話題に移ってみましょう。そう、僕のライフワークともいえるユーエフオー、「未確認飛行物体」というやつです。よく使われるUFOという表記は英語「Unidentified Flying Object」の略号ですが、他の言語、例えばフランス語では「Objet Volant Non Identifié」の略号OVNIが使われ、従って発音はオヴニとなります。

 UFOは空がきれいで人が少ない田舎に行くとよく目撃されるという話があります。確かに僕自身も岡山県北の蒜山高原などの田舎で複数のUFOを見た経験はあります。まあ、たまにしか行かない田舎の山中で空を見上げたタイミングでUFOを見てしまうのですから、田舎にずっと住んでいたならそれこそ毎晩のように遭遇していたのかもしれません。残念ながら僕はずっと岡山市内中心部に住んでいたので、中心部の空しか見上げたことはないのです(岡山市内中心部は結構栄えているんですよ、もちろん港区ほどではありませんが)。

 ここ数年間に限定してみると、それでも岡山市内中心部で二回は飛行中のUFOを目撃しています。そのうち携帯で写真が撮れたのは一回のみで、夜の八時過ぎのことでした。

 青緑色に光るシリンダー状のUFOでゆっくりと回転していましたが、白い雲よりも高い高度に浮かんでいたため、雲がだんだんと厚くなってくるにしたがって見えなくなり、そのうちまた雲がなくなると見えるようになりました。ですから、これは地上から放たれた強力な青緑色のレーザー光線が上空の雲に反射したものではないことは明らかです。

 岡山市内で見られたUFOということは、都会というよりは田舎での目撃ということになるかもしれません。ならば日本一の大都会である東京の中心部ではというと、一昨年の九月に銀座四丁目交差点近くのビルの屋上に洒落半分で造っていただいた「UFO呼ぶテラス」の落成式典に『黎明』の著者・葦原瑞穂さんに来ていただいてUFOを呼ぶイベントを企画したことがありました。ビルのオーナーの方から是非とも落成式にUFOを呼んで下さいと依頼されてしまったのですが、僕一人ではどうにも心許ないため葦原瑞穂さんを助っ人としてお呼びしたのです。

 日が暮れてからの落成式では、スピルバーグ監督の映画『未知との遭遇』さながらにカラフルな照明が変動しながら屋上のテラスを照らし出す中、集まった二十人程度の人達がワイングラスを片手に銀座の夜空を見上げていました。僕と並んでベンチに座っていた葦原瑞穂さんがワインをだいぶ飲んでからおもむろに「そろそろ始めましょうか」と皆さんに声をかけました。しばらくすると上空に光りながらジグザグに飛行するUFOが確かに現れてくれたのです。全員が悲鳴にも似た歓声を上げてUFOあるいは宇宙人来訪を歓迎し、ワインのボトルはどんどん空になっていきました。

 そして、大成功を収めた「UFO呼ぶテラス」の落成式だったのですが、祭りの後の寂しさというか、UFOが上空から消えてしまったときに初めて気づいたことがありました。それは、銀座四丁目交差点の上空にUFOが現れてくれたということだけで参加者全員が興奮してしまい、誰もそれを写真に撮っていなかったということです!

 UFO撮影のせっかくのチャンスをワインのアルコールで逃してしまった僕は、本当に落ち込んでしまったのですが、そこは捨てる神あれば拾う神あり! 翌週いただいたメールに、ちゃんとそのときのUFOがはっきりと映った写真が添付されていたのです。そのメールの送り主は、僕が事前にあった講演会の中で「今度銀座四丁目交差点のビルの屋上で葦原瑞穂さんといっしょにUFOを呼ぶイベントをやります」とお伝えしたところ、わざわざその日の時間に合わせて四丁目交差点の商業施設ビルの屋上に出て携帯電話を構えてUFOの出現を待っていて下さったとのこと。その方のおかげで記念すべき「UFO呼ぶテラス」の証拠写真が手に入ったのです。

 横浜のナチュラルハンドアカデミーHOLOSの美人校長先生のお誘いで鎌倉市内の洒落たお店で美味しい夕食をいただいた後、駅に向かって歩き出したときに何気なく空を見上げたときに明らかにUFOと思われる光る物体が飛んでいたこともありました。僕と校長先生だけでなく同行していた秘書嬢もはっきりと確認し、三人で「UFOだ、UFOだ!」と騒いでいたのですが、ふいに後ろから「あれはUFOなどではありません、飛行機です」と声をかけてきた初老の男性がいたのには驚きました。しかも、僕の「しかし飛行機であれば必ず左翼と右翼にそれぞれ赤白の翼端燈が点滅しているはずですが、あれにはそのようなものが見えませんよ」という言葉に、「私は航空管制官を定年退官した者ですが、最近のパイロットは違法であるにもかかわらずあのように翼端燈のスイッチを切って飛行することがあるのです。困ったものです」と反論してくるのです。

 どの航空機も飛行中には自動的に翼端燈が点滅する仕組みになっていて、それを切ってしまうスイッチなどは存在しないためにパイロットが自分でそれを切ってしまうことは不可能なのですが、その男性があまりに感情的になってUFOであることを否定し続けるので、ここは逃げるが勝ちと、僕は適当な相槌を打って話を切り上げ、二人の美人の手を引き駅に向かいました。「あんな人いるんですね」とごく自然に手を振り払いながら秘書嬢が言うので、僕は「あいつはひょっとすると日本版のメンインブラックの仲間かも」と告げていたくらいです。幸いにも携帯電話で撮影できたそのときのUFOの映像を東京に向かう電車の中で見てみると、明らかに複数の光点からなる構造が通常の航空機とは違っていて、どう見てもUFOそのものです。これを飛行機だなどと言い張るのですから、やはりあの男性はその筋のまわし者か、頭の固い元航空管制官だったのではないでしょうか。

 このような複雑な光点構造を持つのが最近のUFOの特徴のようで、鎌倉市内上空に現れた数ヶ月後には、今度は名古屋市内中心部の高層ビル最上階から眺めた市内上空にも同様のUFOが現れています。そのときは、まるでそのビルに向かって突進してくるかのような勢いがあったのですが、そのためか鎌倉上空のものよりずっと大きく明るく映っています。

 このときは五枚以上も写真撮影ができたのですが、その中の一枚を拡大してみると銀座上空に現れたUFOよりも光点が多く、より複雑な構造を示しています。ただ、基本的には同一の球体構造のようで、より接近していたために細かいところまで映り込んでいたのではないでしょうか。

 関西に目を移すと、京都市内からは同一の場所から同一の方向に日にちを変えて三回もUFOを目撃したことがあります。それは、三条木屋町にある五階建てのビルの最上階のテラスで毎週のように飲んでいた頃のことで、何人かでワインを飲みながら心地よい夜風の中で東山から比叡山にかけての夜景を楽しんでいました。すると比叡山の山頂の右上のあたりにあるときにはオレンジ色の光点が、また翌週には今度は青色の光点が、そしてそのまた翌週には赤色の光点が出現したのです。ちょうど琵琶湖西岸の近江神宮の上空になりますから、先代の横井宮司様がおっしゃられていたように近江神宮上空にはUFOが出入りする次元のトンネル「Star Gate」があって、この一連の光点はStar Gateから東に向かって飛び出ていったUFO(オレンジや赤色)や西に向かってStar Gateに飛び込んでくるUFO(青色)が目撃されたものではないでしょうか。

 関西の都会といえば、神戸の街は本当によくUFOが目撃されることで有名です。神戸は「神」の「戸」ですし、六甲山系の金鳥山は謎の古代文明との関連でマニアからは注目され続けていますので、UFOに対する関心も他の地域以上なのかもしれません。確かに神戸上空に現れるUFOは他の都会よりもずっと低空にまで降りてきてくれることが多いようで、以下の二枚の写真は神戸の友人が中心部の繁華街「神戸元町」の駅ホームから撮影したものですが、いわゆる三角形や菱形の形状をした以前からヨーロッパ各地で目撃されるようになったUFOと同種類のものだとはっきりわかります。

 この二枚目のUFOは元町駅前の三階建てのビルのすぐ上のあたりまで降下してきていますが、ここまでの接近遭遇は神戸ならではといったところでしょう。

 神戸の健康道場「サラ・シャンティ」では、毎月第二火曜日の前日の月曜夜七時に「保江邦夫のお笑い真理塾」を開催していただいています。今年のテーマは「UFOと不思議体験」で、これまで僕が世界各地で実際に体験した奇想天外なUFO体験や不思議体験を面白おかしくお伝えしています。ちょうど先回の三月十三日の「お笑い真理塾」ではアメリカ空軍が秘密裏にUFOの研究をしているエリア51というコードネームで呼ばれる秘密基地を探検に行ったときの顛末をお話ししました。ネバダ砂漠の中で警備のジープ三台に追跡された一時間半に及ぶ深夜のカーチェイスなど、普通では絶対にできない体験の連続に皆さんも大いに驚いて下さいました。

 ちなみに、次のパノラマが「これ以上進入した場合には殺傷される可能性がある」というエリア51の入り口に掲げられた警告版の写真です。本当はこの地区は既に「国家安全上の理由により如何なる写真撮影も禁止する」と警告された場所でしたが、警備の兵隊の隙をついてコッソリと撮影してきた貴重な写真です。SF映画などに登場するエリア51の入り口とは違って、詰め所のような建物はいっさいないところがよけいに不気味ですね。

 また、四月九日に予定されている次回の「お笑い真理塾」では、エリア52というコードネームで呼ばれる「チャイナレイク海軍兵器研究所」の中の一角にあるHARPという電磁波兵器の試験場に入り込み、次の写真にあるような警備の「無音ヘリコプター」に追跡された手に汗握る話などをお伝えするつもりです。

 どうぞ、ふるってご参加下さい。

 HARPのパラボラアンテナの前に車を止めていたとき、どこかから監視されている気配があったにもかかわらず、周囲三百六十度どの方向を見ても監視のジープや兵士は見当たりませんでした。しかし、運転席の窓を開けて何気なく上を見たとき、ふと、僕の車の上空に無音でホバリングしていた監視ヘリコプターのパイロットと目が合ってしまい、あわてた僕は砂埃を立てながら猛スピードで逃げていったのです。

 思えば、ずいぶんと危ないことをしていたものですね、若い頃は・・・。

 今も若い保江邦夫

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