2020年8月2日
保江邦夫『家元放談会』の今後について
保江邦夫
祝・保江邦夫最新刊『語ることが許されない封じられた日本史』(ビオマガジン)
平素は保江邦夫『家元放談会』にご参集下さり、まことにありがとうございます。去る3月29日に文京シビックホールにおきまして特別のご配慮をいただき開催することができました『家元放談会』を最後に、新型コロナウィルスパンデミックによる緊急事態宣言によって講演会場が使用できなくなっておりました。幸いにもこの7月より会場使用が定員の半数以下という条件下で許可されることになり、来る9月13日、半年ぶりの『家元放談会』を開催すべく準備をして参りました。ところが、最近の新型コロナウィルス感染者数の急速な増加傾向を受ける形で、先日東京都知事による多方面への各種の自粛要請がございました。私自身は毒性の弱い新型コロナウィルスについては危険視していないのが事実ですが、多くの皆様にそれを強要するわけにも参りません。そこで、東京都内中心部において多人数にご参加いただく講演会の開催は、今後数ヶ月から半年以上にわたって自粛することにいたしました。
とはいえ、これまで3ヶ月に一度の割合で『家元放談会』を開催し、多くの皆様を元気づけることができるような不思議体験の数々を語らせていただいてきた私個人におきましては、やっと半年ぶりに思いの丈を発露させることができると楽しみにしていたのが本音です。従いまして、このまま『家元放談会』開催を無期限に自粛するのは本意ではございません。何か、私なりにできることで、講演会に代わって皆様に私のWhat’s Newを笑いとともにお伝えする方法はないかと考えて参りました。この御時世で急速に広まったリモート会議システムを利用するデジタル技法は、生来のアナログ人間を自負する私にはまったく向いておりません。それよりも、私がいつも皆様に向かって壇上から語りかけておりましたように、私の事務所からビデオカメラに向かって2時間ぶっ続けで語りかける様をビデオ録画した映像を、そのまま何らの編集を経ることなくDVDに収録し、それを「ビデオマガジン」として皆様のお手元に郵送させていただくという、少しレトロな手法のほうがストレスなく続けていくことができると考えました。
そのような経緯から、東京都内中心部において定期的に開催して参りました『家元放談会』を新型コロナウィルス騒動が完全に終息するまで中止させていただくこととし、新に3ヶ月に一度のペースで皆様のお手元にDVDを郵送できる形の『家元ビデオマガジン』を創刊することにいたしました。創刊第1号は年内の発刊を目指しておりますが、予定が決まり次第に保江邦夫公式ホームページ『星辰館』においてお知らせする所存です。
どうか、ご期待下さい。
よろしくお願いいたします。
皆様のご健勝とご発展を心よりお祈りいたします。